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Introduction 作品概要

とても、いい作品でした。
登場するひとりひとりの表情がとてもいい
まさしく「しあわせのカタチ」をそれぞれに生きる 生き生きとした表情。
なかなか撮れるものではありません。
映像を作るのに一番大切なことは「丁寧」ということかな…と最近思います。
そう、「丁寧」な作品です。

—いいものを観せてくださり、ありがとう。

伊勢真一(ドキュメンタリー映画監督・代表作『奈緒ちゃん』『風のかたち』)


涙の日々から顔を上げた人たちは、みんないい顔をしていた。
不妊治療は最先端医療が注目されがちだが、人を何より助けるのは人だと思った。

河合蘭(『卵子老化の真実』著者・出産ジャーナリスト)


喜びや苦しみが織りなすファミリー・ヒストリー。
それぞれに語り紡ぐ七色の幸せのカタチ。映像の中に、またひとつ、幸せをみつけた。

荒木晃子(心理カウンセラー・家族社会学研究者)


不妊で悩む方、それを支える人の思い、さまざまな生き方の選択。
それぞれを丁寧に映し出した映像に、惹かれました。

星野寛美(特定非営利法人 環の会 理事・産婦人科医)


intro1 『幸せのカタチ』
—どんな人生を選んでも幸せだって言えるようにー

不妊当事者である監督、茂木薫が自らが体験した不妊というテーマから、不妊経験者の様々な人生の選択や思いを追っていく長篇ドキュメンタリー。
今作の監督である茂木薫は2009年8月、不妊治療の末に人工授精で授かった赤ちゃんが子宮外妊娠とわかり、緊急手術。やっと授かった我が子を失ってしまう。 精神的に落ち込む中、亡き祖母も同じく不妊だったという事実を知る。

長年の不妊治療の末に夫婦2人の生活を選んだ人。
不妊当事者のためのNPOを立ち上げて1人でも多くの笑顔を増やそうとしている人。
養子縁組の道を選択した人。
様々な幸せの形を探しながら、幸せとはなんなのか、を問い直していく。

intro2 不妊に悩むカップルは6組に1組、総出生数のうち新生児の37人に1人が体外受精などの高度不妊治療によって誕生していると言われる現代日本において、不妊は特別なことではなく誰にでも起こりうることとなった。
しかし、このような現状にも関わらず未だに日本には女は子供を産んで当たり前という風潮が残っており、長年変わらない不妊当事者の悩みに対し、 不妊当事者である監督自身が、日本という国で、女性として感じる違和感や悩みを持って、不妊経験者の人生に触れる事により『幸せのカタチ』を見いだしていく過程は、不妊に対する漠然としたイメージを新たなものにする。

『幸せのカタチ 改訂版』
(2013年/DV/カラー/ステレオ/93分)
制作/カタリベフィルム

Story ストーリー

story1 2009年8月。

私(茂木薫)は病院のベッドの上にいた。

人工授精で授かった赤ちゃんが子宮外妊娠だとわかり緊急手術したのだった。

2007年に結婚、1年経ってもなかなか妊娠せず不妊治療を始めた。半年後、3回目の人工授精でやっと授かった赤ちゃんだった。
不妊治療と手術のため家計が圧迫され治療の継続もなかなか難しく、失った子供のことも忘れられず、精神的にも落ち込み、自分がどのように生きて行けば良いかを考え悩んでいた。

story2 そんな折、大好きだった亡き祖母が不妊だったことを知る。

祖母が過去に治療を受けていなかったら、今の私はいなかった。
祖母なら、今の私になんと言ってくれるだろう。

女性は子供を産まなければ幸せにはなれないのだろうか。一人前と呼べないのだろうか。
不妊の人はどのようにこの苦しみを乗り越えているのだろうか。
私は、自分なりの答えを探す為に様々な人達に出逢い話を聞くことにした。

story3 不妊体験者をサポートするNPO法人Fine。
不妊当事者を懸命にサポートし続けている彼女たちに、どういった治療の経緯や苦悩があったのか。どんな思いでFineの活動をしているのか。

不妊治療の末に二人の養子を迎えた女性。
どのような気持ちで治療をやめ、養子という選択を選んだのか。 養子を迎えた今、彼女が感じる幸せや家族の絆とは。

8年間の不妊治療で第一子を出産し、第二子を望み治療を再開することを決意した夫婦。
私を支える夫・雄亮の本音。
男性は不妊に悩む妻をどのように見つめ、サポートしていこうと思っているのか。
不妊に悩むカップルの日常の幸せとはなんなのか。

それぞれの不妊体験、人とのつながりを目の当たりにし、私は少しずつ自分にとっての幸せを見直していく。

Cast&Staff 登場人物/スタッフ

登場人物

     
茂木薫 本作の監督であり、ストーリーテラー
佐藤雄亮 茂木薫の夫
茂木ハツ 茂木薫の亡き祖母。昭和初期に不妊のため子宮後屈の手術をうけた
松本亜樹子(NPO法人Fine) 長年の不妊治療の末、Fineの代表として不妊体験者のために活動をはじめる
高柳順子(NPO法人Fine) 14年間の不妊治療の末、松本さんと共にFineを設立する
米田千佳子(NPO法人Fine)不妊治療中に高柳さんに出会い、Fineに参加
中山櫻(仮名) 不妊治療の末に、養子の選択をし、現在2人の養子を迎えている
中村かずや かのん夫婦(仮名) 8年間の不妊治療を夫婦で乗り越え、体外受精で第一子を妊娠出産。第二子を望んで不妊治療を再開する

スタッフ

茂木薫 監督:茂木薫 プロフィール
1978年 埼玉県行田市生まれ
武蔵野美術大学造形学科油絵科卒業

民俗文化に興味を持ち、人々の生きる姿の中に文化を見いだし、人々の日常へとカメラを向け映像作品の制作を始める。
平成18年より出身地である行田市に焦点をしぼった制作活動を開始。地元公民館などでの上映会を開催し、地域の文化を映像で表現・発信していくという地域に根付いた文化活動を勢力的に行う。
2009年、2日間のみの短期開催でありながら800人の観客動員。2010年2月、ワーナー・マイカル・シネマズ羽生にて「梅むら夫婦」で劇場デビュー。自主制作映画ながら延長上映を重ね、単館で1400人以上動員する異例の大ヒットとなる。 
最近では映像制作の傍ら小中学校での講演会や、自らの不妊体験を活かし不妊当事者による自助グループNPO法人Fineにてサポートメンバーとして活動中。
本作は初のセルフドキュメンタリーとなる。

オフィシャルブログ

撮影 中堀由衣子/佐藤雄亮/茂木薫
デザイン いしばしあさひ
イラストレーション 赤星ポテ子
ナレーション 茂木薫
音楽 森岡友美
後援 NPO法人Fine
製作 カタリベフィルム
編集・監督 茂木薫

VOICE 上映会に参加した人たちの声

夫婦の絆を大切にしていきたいと思った。(50代男性)


なぜ私だけ?と思っていましたが、同じように悩んでいる人がいることを知り勇気をもらいました。(20代女性)


「なぜ、子どもが欲しいと思うのか」は「なぜ、生きたいのか」と同じくらい答えのないものだと思う。(40代女性)


年齢のこともあり、不安でしたが、いろいろな幸せがあることが分かり安心しました。来春結婚予定です。(30代女性)


経験をしなければ分からない辛さなのだと思います。少しでも理解できたらと思い参加しました。(60代女性)

Theater 上映情報

trailer 予告篇

Film Rental 上映会を主催したい方へ

カタリベフィルムでは茂木薫監督作品の自主上映を受け付けております。
だれでも映画「幸せのカタチ」の上映会を開催していただくことができます。


自主上映とは?

『幸せのカタチ』を上映したいと思っていただいた個人の方や団体が主催者となり、上映用の素材をカタリベフィルムから借りて上映会を開催することをいいます。


上映について

自主上映はどんな方でも主催することが可能です。
カタリベフィルムより自主上映用のDVDの貸し出しをしております。
上映の日程をお知らせいただき、自主上映のお申し込みをお願いいたします。
有料、無料、いずれの上映会でも対応可能です。


貸し出し料金について

以下より料金表をご確認ください。
映画『幸せのカタチ』上映料金


お申し込み/お問い合わせ

上映のお申し込みや、ご質問、ご相談はカタリベフィルムまでお気軽にお問い合わせください
メールは こちら

自主上映説明会

ご要望にお答えして自主上映について、説明上映会を開催することとなりました。
詳細、お申し込みはこちらから